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2024.06.24

Q&A・コラム

口内炎は耳鼻咽喉科で対応可能!!耳鼻咽喉科で出来ることとは

開院してから半年が経過しました。想像していたよりも多くの患者さまに、ご来院いただいており、ご迷惑をおかけしている点も多々あると思います。少しでも皆様のお役に立てるよう頑張っていきます。今後もよろしくお願いします。

クリニックで日々診療していると、患者さまから「この病気や症状は、どの科で相談すればよいのか」というご質問を頂戴することがあります。担当がはっきり分かれている病気もあれば、いくつかの科がそれぞれ専門的に診ている病気もあります。

その中で、「耳鼻咽喉科にまかせてください」という病気を適宜紹介していきたいと思います。

今回は『口内炎』についてです。

耳鼻咽喉科とは

実は耳鼻咽喉科は口の中の病気の専門家でもあります。耳鼻咽喉科の正式名称は「耳鼻咽喉科・頭頸部外科」といって、脳と眼球以外の首から上の部分を専門としています。

口内炎について

診察や検査によって口内炎の原因がはっきりすれば適切な治療を行うことができます。また、自分では口内炎だと思っていたが実は別の病気が隠れていた、とういうこともあります。

口の粘膜に起こる炎症のことをまとめて口内炎と呼び、さまざまな原因と種類があります。口にできた傷や、ストレス、ビタミン不足などでできる口内炎は1~2週間程度で自然と治ることが多いです。

口内炎の種類について

ウイルスの感染で起こる口内炎もあります。代表的なものは【ヘルペス性口内炎】、【ヘルパンギーナ】、【手足口病】などです。これらは比較的子供がかかりやすい病気です。

カビ(真菌)が原因で起こる口内炎もあります。【カンジダ性口内炎】などが有名で、免疫力の低下した人の起こることが多いです。

異常に繰り返し口内炎ができる場合には自己免疫性疾患を疑う必要があります。【ベーチェット病】や【シェーグレン症候群】などがあります。

そして見逃してはならない疾患として、癌の前段階である【白板症】があります。痛みなどのはっきりした症状はあまりみられず、舌や口の中の粘膜が白くなったり、ざらざらしたりする程度のこともあります。舌のしみる感じや痛みがある場合は初期の【舌癌】のこともあります。

一見して癌かどうか見極めるのはとても難しく、確定診断には病理組織検査(生検)というものが必要となります。

「妙に長引く口内炎だけどそのままでいいか」と放置して、取り返しのつかないことになると後悔が残りますし、癌の場合は病状が進行してしまうと治療が大掛かりなものになり、その後の生活に大きく影響を及ぼします。

早期発見早期治療をオススメします

治りにくい口内炎や口腔内の病変がある場合は、ためらわずご相談いただくことが大切です。
診察や検査の結果、大きな問題がなければそれに越したことはありません。

最後は少しこわいお話になってしまいました…。
確率としては当然、いわゆる口内炎の可能性が高いのですが、まずは癌などの厄介な病気を見逃さない意識で診療にあたっています。
少しでも心配であれば何でもご相談ください。
よろしくお願いします。

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